特定保健指導
特定健診の判定結果からみて、健康保持に努める必要があり、生活習慣を変えていくのに適切な支援が必要とされる人に、医師や保健師等の専門知識を有する人による保健指導が制度化されています。不適切な生活習慣をもととする高血糖・脂質異常・高血圧が原因で生活習慣病になるのを防ぎ、通院服薬治療、入院治療といった生活上の負担を避けることができます。
保健指導の対象となった方は、必ず指導を受けましょう。
特定保健指導の階層化
動機付け支援 | 原則1回の支援(個別支援は最低20分以上の支援、1グループおおむね8人以下はおおむね80分以上の支援) 医師や保健師等による初回面談で、対象者本人の食習慣、運動習慣、喫煙習慣など、対象者とともに対象者の生活習慣を振り返り、減量や運動など対象者が取り組むことのできる範囲で必要となる行動計画を作成し、その目標達成に向けたサポートを行います。 3カ月経過後に効果状況を確かめ評価します。 ※保険者の判断で対象者の状況に応じ、6カ月経過後に評価を実施することや、3カ月経過の実績評価の終了後にさらに独自のフォローアップ等を行うこともできます。 |
積極的支援 | 初回の支援(個別支援は最低20分以上の支援、1グループおおむね8人以下はおおむね80分以上の支援) 医師や保健師等による初回面談で、対象者本人の食習慣、運動習慣、喫煙習慣など、対象者とともに対象者の生活習慣を振り返り、減量や運動など対象者が取り組むことのできる範囲で必要となる行動計画を作成します。その後電話、Eメール、FAX等を効果的に組み合わせ、3カ月以上継続的な支援後に効果状況を確かめ評価します。 ※保険者の判断で対象者の状況に応じ、6カ月経過後に評価を実施することや、3カ月経過の実績評価の終了後にさらに独自のフォローアップ等を行うこともできます。 ※2年連続して積極的支援に該当した対象者のうち、1年目に比べて2年目の状態が改善している人には、動機付け支援相当の保健指導の内容でも可。ただし、3年目はたとえ状況が改善していても、1年目と同様の保健指導が必要です。 |